自作詩

LIVEでうたってる詩置き場でがす

『理由』

沈黙を愛と言い換え 優しさのせいにして逃げた
誓いをカミキレにも出来ず其の内忘れるふりした


理由はある けれど探りはしない 理由は確かにその旨の中に


こんなジコクに慣れ親しんでいく
満足げに微笑んで 最後まで
仕合わせと云いワタシは眼をそらす
空はすぐに白くなる


なんのためでなく活きるために生きて 誰の聖でなく哀のため愛す
理由が欲しい けれど語られず これは夢かなんてふざけてみる


履いて捨てる木持ちの掃かばはここだ
ふたりきりの酷く仕合わせな場所だ
あなたが云う これでいいんだって
なにが良いんだろうこれはゆめか?こんな
じごく慣れ親しんだ うつろに微笑んだ 最期まで

あなたは目をそらす なにも望まない


きみと、ここで、だめ、になる。

『そのまま』


おるたなとお酒を飲んでいた夜 居なくなる方法を考え続けた

ぜんぶ哀しく観えたり 全部ツラク聴こえると云う

口の中に加えこんで 目をぎゅっとつむって

涙の味がして    そして何処へ 何処へ

もし この願いが敵わない世界ならば もう僕のために

なにひとつ してくれなくていいよ  なんて

会話は途切れ始めて 部屋はシンと鎮まりかえる

くすりのこってただろか 1時間くらい眠るだろか


光速ミキサーでかき混ぜられて 独りになりたいのに寂しすぎるんだ

もし この願いがここに逝き着くだけのものならば

どうしてあんなに必死になってきたんだろ

若いいのち はやめる  若いいのち ハガレル

タバコガキレテシマッタノデイッポンモラエマセンカ

ドウカモウイチドココデハタラカセテモラエマセンカ

ナンデモナンデモヤリマスノデ

ヤレルダケノコトハヤッテキタヨネ ガンバッタヨネモウイイヨネ

お父さん お母さん お父さん お母さん

口に中に咥えこんで 目をぎゅっと瞑って

泪の味がして

オルタナ

そのまま

『夏の夜』


なつのよるが めいれいする

眠れ 眠れと めいれいする

従わない 従わない 従いたいけど 従わない

詞なんてきえていくのさ

きのう話したことも 今日話したことも

あした あさって   その次   ぜんぶきえていくのさ

夏の夜の黒さに名前を つ け ら れ ず

今夜だけは 乗り越えさせてください

なつのよるが めいれいしてくる

あいとしあわせのいみをこたえなーさいと

従いたくない 従いたくない 従わない従わない

今夜だけは 乗り越えさせてください

アサヒが昇る前の数時間じゃ ないですかあ

お歯黒どぶのよなこの闇よ あたしをこの世から消そうするこの闇よ

今夜だけは 乗り越えせてください


久しぶり 久しぶり また 会おうね


今夜だけは 生き延びさせてください

『私の復讐』


わたしんちにドロボーが入って

わたしをしばりつけ 棒で叩きまくった

目の上がわれて 激痛がして 少しだけ気を失った

わたしはお金を盗まれて 家には火をつけられた

消防士に助けられて わたしは一命をとりとめた

しかし 家族は殺された


復讐を誓い ドロボーの居場所を つきとめた

ドロボーを縛り上げ ゴウモンしたあと コロシタ

家族も親戚も みんな みんな みんな コロシタ


ただ 猫と犬だけは コロサナイデ見逃した

わたしは死刑を求刑されたが 何も悔やむことはない


猫と犬が心配だ

猫と犬が気がかりだ


『あわよくば』


なにより残酷なのは 希望を信じることと思い知って生きているのに

隙あれば平和顔で 正義すら人質にして要求は突き付けられる

華を飾るチカラがない 風呂にも入らず 倒れて眠る夜は

心に何も咲かない 色も浮かんでこない 清くなれるはずもなく


楽しいことは楽ではない

楽し過ぎたら楽しくない

陽の光のように降り注ぐ『あわよくば』と寄り添って 生きていくのはつらい


毎日だまされる 毎日ぬかよろこび 信じた自分が悪いね

このまま諦めてもいい しがみついてみてもいい

希望は無責任なんだ


無理に何かになりたいと思えず このまま終わるのはじごく

誰かおしえて 簡単なやりかた 自分を何もかえないで出来る

しあわせになれるやりかた


なにより残獄なのは希望を信じた自分

たかが自分 されど自分

私達はレキソタン

わいわい楽しくお悲惨西西 

無責任な光よ

心を焼き殺す光よ

なにがなんでもぬけだそう この世界を

『束の間の休息』


かたれるものが なにひとつとない
こわそうかあそぼうか 現状しか出来ぬこと


いつものように笑っていたいのだ
おどれおどれ 孤独と踊れ
アサヒ産まれてそして眠るまで
あしはあるく 海へとあるく


きれいな 光 マボロシ
黒い闇に おちる くも


身体に尋ね 土に尋ねても
つまる息見えぬ空 私に出来ること 
いつものように海は遠く蒼く
おどれおどれ 絶望と踊れ


さいきん きれいになったねなんて ありがとう
いえない だれかに にてた


束の間 息継ぎを塞ぐその手を
あのとき 確かに 抗わなかった


誇れるものが なにひとつ なくても
こわれない こわさない 
だいじょうぶだいじょうぶ


全部が嘘で 総てが本道の世界
海へ 海へ   還りたい


きれいな 光 マボロシ
きれいな 光は マボロシ
束の間 息継ぎを塞ぐその手を


その手を その手を 私は 掴む

「ネジ」

わたし少しおかしくなって きたみたいだ

あたまのなかのネジが 見つからない

こころのなか ゆめのなか きりのなか さがしてみたけれど

ぜんぶ おれていた

すがりついたり つきはなしたり ねむりこけたり

ばかにしたりばかにされたり

むかしならば なにか かんじてたー?

あいなんてこいなんて ゆめなんて あしたなんてどーでもいーのに

じゃまなひとが でてきてあたまのネジをこわしてしまうのは

なぜだろう


くるしんだり もんくいったり だまったり

どうでもいいかおして いし になる

ところがほんとうに なにもいりません


あいなんてこいなんて ゆめなんて あしたなんてどーでもいーのに

じゃまなひとが でてきてあたまのネジをこわしてしまうのは

なぜだろう

あいなんてこいなんて ゆめなんて あしたなんてどーでもいーのに 

あなたなんてわたしなんて うたなんてうたなんてどーでもいいのに

なぜなの なぜなの

つなぐもの

つながらないもの





『私はヒキガエル』



目を合わせれば 殺されると思った

身体をえぐったのは 熾烈な正しさ

私の正体はヒキガエル 勝っても負けても 欲しがらない

貴方に見破らることを恐れていた このままでいいなんて言ったその嘘を


心の鍵は 渡さないと思った だけど

踏み潰されてみれば どんな感じだろう

ただ独りの人がそこにいるだけ それだけのことで人はかわる


いい人でいたいと思ったってうまくはいかない

誰からも好かれたいと思たって、、、、、、、、そんなことは

あなたに見破られることを恐れていた

総て見透かされてることを 気付いていた


私の正体は暴かれる  正しいやり方で 暴かれる


こんなにつらいせかいでいきていくくらいならいっそ

うまれてこなければよかったなんてそんなおもいさえ


あなたに見破られてるとしたら もうこれ以上

何を恐れる必要が? なにを怯える理由が

目を合わせれば殺されると思った 身体を抉る熾烈な正しさ

ただ独りの人がそこにいるだけで ただ独りのひとが

私の正体はヒキガエル 勝っても負けても勝っても負けても

はくじつのもとにさらけだす かってもまけても

なにかが ほしいと


© 2019 恥はかき捨て
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう